臼杵焼-usukiyaki-

現代に蘇った幻の焼き物。

臼杵焼(うすきやき)は、江戸後期の臼杵藩で、わずか十数年で廃窯となった幻の焼き物。
窯場を藩の直営としたことから「臼杵焼」と呼ぶが、窯が末広地区に築かれたので「末広焼」とも呼び、また、窯のあったところを皿山と呼んだので「皿山焼」とも呼ばれています。

出土品

窯場出土品:白磁輪花鉢

現在、臼杵市で二人の職人が「現代版」臼杵焼のブランド化を試みています。臼杵市在住の陶芸家 宇佐美裕之(うさみひろゆき)氏と、佐伯市の「エラン工房」で活動する陶芸家 藥師寺和夫(やくしじかずお)氏。

臼杵焼


普段は作風の異なる二人が、昔の臼杵焼の特徴を引き継ぐ白磁器と、地元臼杵の土を使ってく陶器を「現代版」臼杵焼として、共同で作陶しており、かつて臼杵に存在したうすき皿山の歴史を伝えつつ、これから新しい歴史を紡ぐ「現代版」臼杵焼として再び復興させようと取り組んでいます。

2021年02月03日